自転車に乗って

男には　いつか旅立つ　時がくる
息子も年長さんになり、いろんな意味で旅立ち始めなければいけません。

ある晩の夫婦の会話で、息子の課題としてあがったのは、
・ブランコが漕げない
・自転車に補助輪なしで乗れない（補助輪つきでもなかなか前に進まない）
この２点は早急に改善すべきだという結論に達しました。
で、プロジェクトが立ち上がったのです。
１日目：
練習方法は、ぢーざす家も実践したというこれを導入することに。
初日は自転車を車に積み込み少し離れた公園に。
駐車場で補助輪とペダルを外し、まず押す練習。
ところが、自転車をまっすぐ押すことすらできないありさま。
すぐに弱音を吐くので、アメとムチでなだめすかしながらなんとか押すことはできるように。そこで夕方になりタイムアウト。
スタンドを買いに公園近くのホームセンターに行ったが品切れ（怒）
２日目：
自宅近くのホームセンターにはスタンドがあったので購入。
時間がもったいないので近所の公園に。平日なのですいている。
ペダルを取り付け、ここでは自転車を支えてあげながらペダルをこぐ練習。
自転車にぜんぜん乗せてなかったツケで、漕げない。すぐ休もうとする。
頭の中を「モノより想い出」というコピーが駆け巡る。
働き盛りのおとうさんはどうやって練習させてるのだろう。
ここで、息子の同級生がお母様と登場。
彼はふらふらながらもなんとか一人自転車に乗っている。
なんでも3日くらい前に乗れるようになったらしい。
息子よ、彼に負けて悔しくないのか？
闘争心ゼロのまま、時間切れタイムアウト。
３日目（昨日）：
朝から、近所の公園に。
「乗れるようになるまで帰らない」宣言をする。
気づくと、自転車は普通に押せるようになっている。進化したか？
午前中いっぱいを使い、息子と２人で公園にて練習。
支えるほうも、自転車を持つのではなく、息子の肩を支えるだけにした。
何度もくじけそうになる息子をしかりつけながら回転を続ける。
バランスが取れるようになってきた。
「スピードを出すとこけない」というのがわかってきたらしい。
昼食を摂って、午後は嫁さん、娘とともに再び公園に。
バランスは取れるもののどうしても漕ぎ出すことができない。
ペダルに足を乗せるため、下を向いてしまうのだ。
横で何度も何度も「前を向いて」「ペダルの位置は体で覚えろ！」と叱咤激励。
息子の目が、闘う目になってきている。
そして、空振り、すぐこけの何十回目だろうか

乗ってる、乗ってるよ～！
後ろを追いかける。
息子「乗れたよ。楽しかったよ（興奮気味）」
その後もなんどか失敗したものの、漕ぎ出すことができるようになりました。
夜はご褒美に「びっくりドンキー」
興奮して喋り捲る息子。また少しだけ大人への階段を上ったようです。
こうして3日間に及ぶ大プロジェクトは、無事終了しました。
ぢーざすさん、うちのも、仲間入りしましたよ～